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自宅で簡単クリーニング

洋服の白カビや黒カビの正しい落とし方とカビの発生を予防する4つの方法

洋服のカビを落とす
「大切にしまっておいた洋服出したらカビがついていた・・・。」こんな悲しい経験をしたことがある人も多いかと思いますが、このカビってきれに落とせるのでしょうか?

今回は洋服についてしまった白カビや黒カビの落とし方について紹介したいと思います。

  • 洋服についたカビを落としたい
  • カビが発生する原因って何?
  • カビがつかないよう予防する方法を知りたい

こんな悩みや疑問のある人にはピッタリな記事です。ぜひ最後まで御覧ください。

全体の流れとしては

記事構成

  • カビが発生する原因について
  • 白カビの落とし方
  • 黒カビの落とし方
  • カビの発生を予防する方法

こんな感じで進めていきます。

「白カビ」や「黒カビ」が発生する原因は何?

しまう前にきれいに洗ったはずの洋服に、白カビや黒カビが発生するのは一体なぜなのでしょうか。

それはクローゼットやタンスなど、洋服を収納する場所がカビにとって非常に好ましい環境だからです。

カビは温度25°以上、湿度60%以上で餌となるホコリや皮脂があればどこでも発生する厄介な代物で、高温多湿になりやすく餌も豊富なクローゼットやタンスはまさに格好の繁殖場になります。

カビが大好きな環境

  • 温度が25℃~30℃ (人間にとって最適な温度と同じ)
  • 湿度60%以上 (梅雨~夏の時期が一番の繁殖時期)
  • ホコリや皮脂、食べこぼしなど餌となる汚れが多い場所

いくらしまう前にきれいに洗っていたとしても、収納場所の環境が悪ければ簡単にカビが発生するので注意が必要です。

とくに温度が高くて湿気の多い梅雨~夏にかけてはカビの繁殖スピードが早いので、油断するとあっという間にカビが発生してしまいます。

カビの発生を抑える方法

  • ホコリがたまらないようクローゼットやタンスをこまめに掃除する
  • 定期的にクローゼットやタンスを開けてこもった湿気を発散させる
  • 収納前には洋服の湿気をしっかり飛ばしてからしまう

などして、カビが発生しないようしっかりと対策しておきましょう。

ちなみに洋服に発生するカビは他の洋服からうつるのではなく、空気中に漂っているカビが衣類に付着することで発生しているんですよ。
えっそうなの!だったらカビはどこでも発生する危険があるってことね。
そうですね。適度な温度と水分に加え、餌と酸素があるところならどこでもカビは発生します。

ちなみにカビは室内の空気1m³に、数個から数千個漂っていると言われていますよ。

ひぇ~!!

白カビは軽くブラッシングでOK

洋服ブラシ
ここから具体的なカビの落とし方について紹介していきます。

まずは「白カビ」から。

白いホコリのような「白カビ」は繊維の奥ではなく生地の表面だけに生えているケースが多いので、洋服用のブラシや歯ブラシを使えば比較的に簡単に落とせます。

換気のいい場所で軽くブラッシングして、白カビを取り除きましょう。

ブラッシングする前に洋服を外に干しておくと、カビが乾燥して落としやすくなりますよ。

このとき強くこすりすぎないようにだけ注意してください。生地が傷んで毛玉やほつれの原因になります。

最後にいつも通り洗濯すれば完了です。

洗えない衣類の場合は風通しと日当たりのよい室内、あるいは外に干して乾燥させましょう。

ブラッシングで落ちない場合は「除菌スプレー」が効果的

カビがある程度進行しているとブラッシングだけでは落とせない場合があります。

そんなときは薄めたエタノールや市販の除菌スプレーを使って白カビを除去します。

白カビの部分に除菌スプレーを吹き付け、やわらかいタオルで優しく叩くように拭き取りましょう。

薄めたエタノールを使用する場合は、タオルに染み込ませてから叩くように拭き取ります。

あとは風通しと日当たりのよい室内、あるいは外に干して乾燥させれば完了です。

カビの臭いが気になる場合も、エタノールや除菌スプレーを使えばしっかり除去できますよ。

「タオルで拭き取るのが面倒くさい!」そんな人は除菌スプレーをたっぷり吹きつけたあとに、酸素系漂白剤を規定量入れた洗濯機で洗ってもらっても大丈夫ですよ。

頑固な黒カビは「酸素系漂白剤」でつけ置き洗い

つけ置き洗い
洋服の表面だけに広がる白カビと違って繊維の奥まで根を張った黒カビは、ブラッシングや洗濯だけではなかなか落とせません。

頑固な黒カビは、繊維の奥までしっかりと洗剤が染み込む「つけ置き洗い」で根本から除去しましょう。

用意するものはこちら。↓

用意するもの

  • 液体タイプの酸素系漂白剤(ワイドハイターやオキシクリーンなど)
  • 洗い桶や洗面器
  • 40℃程度のぬるま湯
  • 綿棒
  • ゴム手袋(手荒れ対策)

手順は

【手順】黒カビの落とし方

  1. 綿棒を使ってカビに漂白剤を塗る
  2. お湯に酸素系漂白剤を入れて「洗浄液」を作る
  3. 30分~2時間程度「つけ置き洗い」をする
  4. 水の濁りがなくなるまで「すすぐ」
  5. 天日干しでしっかり「乾燥」させる

となります。

それでは一工程ずつ見ていきましょう。

1.綿棒を使ってカビに漂白剤を塗る

まずは漂白剤の原液を染み込ませた綿棒を使って、カビの生えている部分一つ一つに漂白剤を塗り込んでいきます。

手荒れが気になる場合はゴム手袋を着用しましょう。

2.お湯に酸素系漂白剤を入れて「洗浄液」を作る

続いてはつけ置き洗い用の「洗浄液」を作ります。

洗い桶や洗面器に洋服がしっかり浸るくらいのぬるま湯(40℃程度)を貯め、酸素系漂白剤を分量通りに入れましょう。

洗浄液を作る場合は必ず ”酸素系” の漂白剤を使用してください。塩素系を使用すると漂白力が強すぎて、色落ちや色移りの原因になります。

わざわざぬるま湯を使わないとダメなの?
水でも構いませんがお湯を使った方が効率よくカビが落とせますので、多少手間はかかってもお湯を使うことをおすすめします。

ただあまり温度が高いと生地を傷める可能性もあるので、高くても50℃以内には収まるように調整してくださいね。

黒カビの状態がひどい場合は粉末タイプの酸素系漂白剤を使用しましょう。液体タイプに比べ漂白剤が高いので、頑固な黒カビも効率よく落とせますよ。

3.30分~2時間程度「つけ置き洗い」をする

洗浄液を作ったあとはお湯が冷めないうちに洋服を浸して、30分~2時間程度つけ置き洗いをします。

30分経ったら一度洋服を取り上げ、カビが落ちているかどうかをチェックします。

落ちていないようであればもう一度洋服を浸して、つけ置きを延長しましょう。

あとは同じ作業の繰り返しです。

30分毎に状態を確認しながら、カビが落ちるまで繰り返してください。

2時間経ってもカビが落ちていなければ、さらに追加しても大丈夫ですよ。

4.水の濁りがなくなるまで「すすぐ」

カビが落ちているのが確認できたら、きれいな「水」または「ぬるま湯」ですすぎます。

水の中でゆらゆらと揺らしたり押し洗いしたりしながら、水の濁りがなくなるまで水を交換しながらしっかりとすすぎましょう。

手荒れが気になる場合は、ゴム手袋の着用をお忘れなく!

漂白剤が気になる人やすすぐのが面倒くさい人は、そのまま洗濯機にかけてもらってもOKです。

5.天日干しでしっかり「乾燥」させる

最後は「乾燥」です。

晴れた日に屋外でしっかり乾くまで干しましょう。

湿気を含んだ状態で収納すると再びカビが発生しますので、中までしっかり乾いたのを確認してからしまうようにしてくださいね。

黒カビは「水」と「オスバンS」でも落とせる

オスバンS
黒カビの落とし方としては酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いが一般的なやり方ですが、他にも「水」と「オスバンS」を使った方法でも黒カビを落とすことができます。

オスバン?聞いたことがないわね。
あまり馴染みのない名称ですが、簡単に言うと「殺菌消毒剤」の一種ですね。

お皿やコップ、家具や手すりなど、あらゆる物の消毒用として日々病院や公共施設などで使われていますよ。

黒カビの除去用としての使い方は簡単です。

10ml~15ml(キャップ2~3杯分)」のオスバンSと「500ml」の水をスプレーボトルに入れて、黒カビの部分にたっぷりと吹きかけるだけです。

あとは風通しの良い室内で、30分~1時間程度乾燥させれば完了です。

漂白剤のつけ置き洗いに比べると効果は落ちますが、手軽な分手間をかけたくない人には便利な方法ですね。

Amazonや楽天、ドラックストアでも800円程度で販売していますので、興味のある人は一度購入してみてください。

普段の消毒用としても使えるので、1本あるとかなり重宝しますよ。

洋服にカビが生えるのを予防する4つの方法

カビは一度洋服に生えてしまうと完全に取り除くのは難しく、一見きれいになったように見えても繊維の奥にまだ潜んでいることも多いです。

大切なのはカビが生えないように対策することです。

ここからは洋服にカビが生えるのを予防する4つの方法について紹介していきます。

どれも簡単なことばかりですので、ぜひ今日から試してみてくださいね。

カビの発生を予防する4つの方法

  1. 汚れはしっかりと洗い流す
  2. 洋服はしっかりと乾燥させる
  3. クローゼットはこまめに換気と掃除をする
  4. 洗濯槽を定期的に掃除する

それでは一つずつ見ていきましょう。

1.汚れはしっかりと洗い流す

洋服に皮脂や食べこぼしなどカビの餌となる栄養源が残っているとカビの発生リスクが高まりますので、しまう前には必ず洗濯して汚れをしっかりと洗い流してください。

たとえ一度しか袖を通していなくても皮脂や汗、ほこりなどの汚れは付着しています。

見た目はきれいで汚れていなくても、一度きた洋服は必ず洗ってから収納しましょう。

2.洋服はしっかりと乾燥させる

湿気や水分を含んだ洋服をそのまましまうと、カビが発生しやすくなります。

  • 汗や雨で濡れた洋服
  • 部屋干しで生乾き状態の洋服
  • 曇りの日や夜遅くに取り込んだ湿気を含んだ洋服

など、少しでも洋服が湿っているなと感じた場合は、必ず風通しのいい場所に吊るして溜まった湿気を飛ばしてから収納しましょう。

3.クローゼットはこまめに換気と掃除をする

閉鎖的になりがちなクローゼットは湿気がたまりやすい空間です。

湿度が60%を超えるとカビの繁殖スピードが早くなるので、天気の良い日にクローゼットの扉をあけるなどしてこまめな換気を心がけましょう。

特に雨の多い梅雨時期は、湿気がたまりやすいので注意してください。

サーキュレーターや扇風機、除湿機などを使ってクローゼット内を換気するのもすごく効果的ですよ。

またカビの栄養源となるホコリが多いことも、カビの繁殖スピードを高める要因です。

換気と合わせて、こまめにクローゼット内を掃除しましょう。仕上げにアルコール除菌スプレーでカビを退治してあげるとなおいいですね。

他にも

  • 洋服をかける間隔を広めに取って空気の通り道を作る
  • 除湿剤をおいて湿度の上昇を防ぐ
  • 定期的に洋服を出して湿気を飛ばしてあげる(陰干しや天日干しなど)

などと併用すると、さらにカビの発生を防ぐことができますよ。

4.洗濯槽を定期的に掃除する

汚れている洗濯槽で洗濯した洋服にはカビ菌が付着していますので、そのまま収納するとカビが発生しやすくなります。

  • 市販の洗濯槽クリーナー
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • オキシクリーン

などを使って1ヶ月に1回、最低でも2ヶ月に1回は洗濯槽を洗浄しましょう。

洗濯槽を掃除する際は内部だけでなく、縁にたまった汚れも綿棒や歯ブラシなどで忘れず取り除いてくださいね。

まとめ

今回は洋服についた白カビや黒カビの落とし方、そしてカビの発生を抑える4つの方法について紹介してきました。

カビの発育が進んでいない白カビは軽いブラッシングや除菌スプレーなどで簡単に落とせますが、発育が進んだ黒カビはつけ置き洗いが必要と白カビに比べ手間がかかります。

一度繊維の奥まで根を張った黒カビはプロのクリーニング師でも落としきれないこともあるため、事前にカビが発生しないよう予防することが何よりも大切です。

カビが発生する条件は「適度な温度」に「高い湿度」、そして「豊富な餌(汚れ)」の3つです。

今回ご紹介した

  • 汚れはしっかりと洗い流す
  • 洋服はしっかりと乾燥させる
  • クローゼットはこまめに換気と掃除をする
  • 洗濯槽を定期的に掃除する

を駆使して、カビを落とすのではなく発生を抑える対策をぜひとも実践してみてくださいね。

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