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自宅で簡単クリーニング

自宅で簡単!失敗しないダウンジャケットの洗い方!「手洗い」と「洗濯機」2つのやり方を紹介


クリーニングの中でも特に料金が高いダウンジャケット。お金をかけずに自分で洗いたいと思う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は

  • ダウンジャケットの洗い方がわからない
  • 洗うときに注意することは?
  • 失敗したときの対処法が知りたい


といった悩みや疑問について紹介したいと思います。

全体の流れとしては

記事構成

  • 洗濯表示の確認
  • 「手洗い」と「洗濯機」を使った洗い方
  • 失敗した時の対処法
  • 正しい保管方法
  • 「汗抜き加工」について

こんな感じで進めていきます。

クリーニングに出さずに自分で洗って節約したい!そんな人はぜひご覧ください。

ダウンジャケットは「手洗い」と「洗濯機」どちらが良い?

ダウンジャケットを失敗なくきれいに洗い上げるコツは「できるだけ優しく洗う」ことと「水にしっかり付けて汚れを落とす」ことなので、洗い方としては洗濯機より手洗いが最適です。

洗濯機を使えば簡単に洗えますが

  • 力加減が調節できない
  • 汚れの落ち具合がわからない
  • 水に浮いて洗えない可能性がある

といった不安がどうしても残ります。

手洗いであれば汚れの様子を見ながら優しく洗えて、水にもしっかりつけて汚れが落とせるのでそんな心配は一切ありません。

洗濯機を使った場合に比べて手間と時間はかかりますが、より安全により確実に仕上げるなら断然「手洗い」がおすすめです。

実際のクリーニング店でもダウンジャケットを水洗いするときは、手洗いで優しく丁寧に洗うお店が圧倒的に多いですよ。

まずは洗濯表示を確認しよう!

洗濯表示
本題に入る前にまずはそのダウンジャケットが自宅で洗えるかどうかを確認します。

やり方はとても簡単です。

ダウンジャケットに付いている洗濯表示を見て、洗濯マークや手洗いマークがあるかどうかを確認するだけです。

具体的には

洗濯可能表示 洗濯処理内容
洗濯表示40 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
洗濯表示41 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
洗濯表示42 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
洗濯表示30 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
洗濯表示31 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
洗濯表示32 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
手洗い 液温は40°Cを限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる

といったマークがあればOKです。

水温についてはあまり熱いとダウンを傷める可能性があるので、30℃以下のぬるま湯を使って洗うのがおすすめですよ。

もしも表示されているマークが

洗濯不可表示 洗濯処理内容
洗濯不可 家庭での洗濯禁止

だった場合は、残念ですがあきらめてください。

自宅での洗濯には適さないダウンジャケットになります。

一応表地(おもてじ)の素材がナイロンやポリエステル、コットンだった場合は洗濯表示がでも自宅で洗うことはできますが、失敗するリスクが高くなるのであまりおすすはしません。

またウールやシルク、レザー素材のダウンジャケットも同様です。

縮みや色落ちの危険があるので、自宅では洗わずプロのクリーニング師にお願いしましょう。

失敗しないダウンジャケットの洗い方

洗濯表示を確認したあとは、いよいよ「洗い」の工程に入ります。

洗い方は先程もお話したとおり「手洗い」を推奨しますが、面倒くさいという人もいると思うので「洗濯機」を使った洗い方も合わせて紹介しておくので参考にしてください。

まずは洗濯に必要なアイテムを揃えます。

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤(◯)
  • 固形石鹸(△)
  • やわらかいスポンジ(△) 研磨剤入は
  • 大きめの洗い桶(△)
  • 大きめのバスタオル(△)
  • 洗濯ネット(◯)
  • 洗濯機(◯)
  • 乾燥機(△)
  • 厚みのあるハンガー(◯)

すべて揃える必要はないですが、「◯」のついたアイテムはないと困るので必ず用意してください。

ダウンジャケットを洗うのって難しいイメージがあるから、少し緊張するわ。

初めての人は緊張するかもしれませんが、「優しく洗う」「しっかり水につける」この2点さえ守れば誰でも簡単に洗えますので安心してチャレンジしてくださいね。

それでは「洗い」の工程の説明に入ります。

汚れがひどい部分は先に洗っておく

ダウンジャケットに目立つ汚れがない場合はスルーしてもらってもOKですが、気になる汚れがあった場合は先に洗ってきれいにしておくことをおすすめします。

洋服を手洗いしたことがある人ならわかると思いますが、全体を濡らしてしまうと汚れている箇所が見えづらくなります。

洗い終わって乾かしたあとに「あれ?汚れが落ちていない」なんてことになったら最悪ですから、全体を濡らす前には必ず汚れている箇所がないかチェックしてください。

汚れている箇所と言えば、やっぱり襟や袖口かしら?

肌と密着しやすい襟や袖口はもちろんですが、手や物で触れる機会の多いポケットやボタン、ファスナー部分も汚れが付きやすい箇所なので忘れずに確認しましょう。

洗い方について

水を含ませて軽く絞ったスポンジに、おしゃれ着用中性洗剤の原液をつけて ”ポンポン” と叩くように汚れを落としていきます。

最初は軽めに、汚れの状態を見ながら徐々に強めていくのがポイントです。

「なかなか汚れが落ちないな~」と感じた場合は、固形石鹸を汚れた部分に直接塗ってください。

石鹸なんて使っても大丈夫なの?

もちろん大丈夫です。

むしろ黒ずんだ汚れに対しては、洗剤より石鹸を使った方が汚れ落ちがいいんですよ。

私は「ウタマロ石けん」をよく使いますが、持っていない人は普通の石鹸でもOKです。

しっかり塗ったあとは再びスポンジを持って、今度は叩くのではなく ”ゴシゴシ” こすってやります。

こちらも力加減が難しいですが、先程と同じく最初は軽く徐々に強めていきましょう。

襟の黄ばみや袖の黒ずみはだいたいこの前処理で落とせますが、それでも落ちない頑固な汚れは残念ですがあきらめるしかありません。

これ以上は自宅で洗える範囲を超えていますので、あとはプロのクリーニング師に任せましょう。

「手洗い」でダウンジャケットを洗う方法

気になる汚れをある程度落とした後は、ダウンジャケット全体を洗っていきます。

「手洗い」に必要なアイテムはこちら。↓

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤(◯)
  • 大きめの洗い桶(◯)
  • 大きめのバスタオル(◯)
  • 洗濯機(△)
  • 乾燥機(△)
  • 厚みのあるハンガー(◯)

手順は

「手洗い」の手順

  1. ファスナーやボタンをすべてしめる
  2. 洗い桶(おけ)に「洗浄液」をつくる
  3. ダウンジャケットを洗浄液に浸して「押し洗い」する
  4. 水の濁りや泡がなくなるまで「すすぐ」
  5. バスタオルを使ってやさしく「脱水」
  6. 中までしっかり「乾燥」
  7. 仕上げに5分程度「乾燥機」をかける

となります。

とくに難しい作業はありませんが、いくつか注意点はありますので一工程ずつ確実に読み進めてください。

1.ファスナーやボタンをすべてしめる

まずはダウンジャケットについているファスナーやボタンをすべてしめます。

取り外し可能なフードがある場合は、それも取り外しておきましょう。

理由は簡単ですね。

洗っている途中にファスナーやボタンの留め具が洋服に当たって傷つかないようにするためです。

万が一ひっかけて中の羽毛が飛び出してしまったら、洗う前に気力も体力も根こそぎ持って行かれるので十分注意してくださいね。

2.洗い桶(おけ)に「洗浄液」をつくる

次はダウンジャケットの汚れを落とすための洗浄液をつくります。

大きめの洗い桶に30℃以下のぬるま湯をため、おしゃれ着用中性洗剤を入れましょう。

水の量はだいたい洗い桶の7割~8割程度、二つ折りしたダウンジャケットが充分ひたるくらい入っていればOKです。

大きめの洗い桶なんて持ってないんだけど、やっぱり買ったほうがいいのかしら?

あった方が洗いやすいのは確かですが、洗濯槽を使えば代用できますので無理に買う必要はありませんよ。

洗濯槽なんて使えるの?私、底まで手が届かないけど大丈夫?

それは問題ありません。

ダウンジャケットは水に浮くので、底まで手が届かなくてもちゃんと手洗いできますよ。


それなら安心ね。

話が少しそれましたが、ぬるま湯に洗剤を入れる際には必ず分量を測ってから入れるようにしてください。

汚れ落ちがいいだろうと多めに入れる人もいらっしゃいますが、洗剤は多めに入れても洗浄効果に大きな違いはありません。

むしろ多く入れたことで泡切れが悪くなり、すすぎの回数が増えて余計な手間を増やすだけです。

もちろん少なすぎてもダメですよ。洗浄力が弱まり汚れ落ちが悪くなります。

きちんと洗剤の容器に記載されている分量を守って入れるようにしてくださいね。

ところで「ぬるま湯」って書いてあるけど、お水じゃダメなの?

もちろんお水でも問題ありませんが、お湯を使って洗った方が黄ばみや臭いの原因となる皮脂汚れが落ちやすくなるのでおすすめですよ。

3.ダウンジャケットを洗浄液に浸して「押し洗い」する

洗浄液を作ったあとは、二つ折りにしたダウンジャケットを洗い桶に浸して押し洗いします。

両手で ”ぐー” っと沈めて、 ”ぷかー” と浮かべる作業を何度も繰り返しましょう。

このとき絶対に「もみ洗い」や「つかみ洗い」はしないでください。表地が傷むだけでなく、中の羽毛が潰れて膨らみが弱くなります。

優しく丁寧に、そして洗浄液がダウンジャケット全体に染み込むよう意識しながら押し洗いしてください。

押し込むときにダウンジャケットが暴れてやりにくい場合は、洗濯ネットに入れると安定してやりやすですよ!

途中、洗浄液が汚れてきたなと感じた場合は、新しく作り直してください。

汚れた状態で洗っていると、一度落ちた汚れが再び衣類に付着する再汚染が起きますので注意です。

だいたい何回くらい押し洗いすればいいの?

汚れの状態を見ながら、だいたい10回~20回程度押し洗いすれば十分です。

あまり回数を増やすと中の羽毛を傷つけてしまう危険があるので、多くても30回程度に抑えておきましょう。

4.水の濁りや泡がなくなるまで「すすぐ」

押し洗いでしっかり内部の汚れを落とした後は、きれいな「水」または「ぬるま湯」ですすぎます。

やり方は先程と同じ。

両手で ”ぐー” っと沈めて、 ”ぷかー” と浮かべる押し洗いの要領です。

こちらも適度に水を交換しながら、優しく丁寧にすすぎましょう。

2回目の「すすぎ」のときに柔軟剤を適量入れると、静電気を防止する効果と羽毛をふわっとさせる効果がありますよ。ただし、入れすぎると中のダウンが膨らまなくなるので分量には注意!

すすぎは何回くらいすればいいの?

すすぎは回数ではなく「水の濁り」と「泡切れ」で判断します。

水の濁りが消えて泡が立たなくなったときが、すすぎを終えるタイミングです。

洗剤が残っているとダウンの膨らみが弱まり保温効果や吸湿発散性が低下する可能性があるので、洗剤の成分が残らないようしっかりとすすいでください。

泡立ちがなかなか消えないなと感じた場合は、30秒ほど脱水してやると泡切れがよくなりますよ。

ただあまり長い時間回すと中のダウンが固まってダマになりやすいので、一度に回す時間は必ず30秒以内にしましょう。

5.バスタオルを使ってやさしく「脱水」

水の濁りや泡立ちがなくなるまでしっかりすすいだ後は、脱水です。

脱水方法はバスタオルを使った「タオルドライ」と洗濯機の「脱水機能」を使った二つのやり方がありますが、おすすめはダマになりにくい「タオルドライ」です。

大きめのバスタオルを広げて敷いた上にダウンジャケットをのせて、バスタオルで挟むようにして軽く押さえながらやさしく水分を取り除きます。

水分を含んで濡れたバスタオルは、定期的に新しいのと交換しましょう。

これを何度か繰り返し、バスタオルに水分がつかなくなれば脱水作業は終わりです。

脱水する際は ”ギューッ” と強くねじったり、”ぐしゃーっ” とまるめて絞ったりは絶対にしないでください。ダマやシワの原因になります。

手軽に済ませたいという人は洗濯機の脱水機能を使います。

軽く折って形を整えてから洗濯ネットに入れ、約30秒間脱水にかけましょう。

あまり長い時間回すと中のダウンが固まってダマになりやすいので、30秒間を一つのサイクルとして様子を見ながら繰り返してください。

1サイクルごとにダウンジャケットの形を整えてから脱水すると、ダマになりにくくシワも付きにくくなりますよ。

脱水後はダウンの羽根がくっつきやすいので注意!すぐに取り出して乾燥の工程に入りましょう。

6.中までしっかり「乾燥」

最後は「乾燥」です。

ダマになっている羽毛部分を両手で挟みながら軽くたたいて均一になるよう形を整え、厚みのあるハンガーにかけて陰干しします。

風通しが良く直射日光の当たらない場所で3~4日、中の羽毛が完全に乾くまでしっかり乾燥させましょう。

7割程度乾いた状態でダウンジャケットを上下にふったり、軽くほぐしながら空気を入れてやるとふんわりした仕上がりになりますよ。

羽毛が完全に乾いてダウンジャケット全体に軽さが戻れば、乾燥は終わりです。

乾燥が不十分だと臭いやカビの原因になります。

表面近くのダウンが乾いているように見えても内部は湿っている場合がありますので、中までしっかり乾かすことが大切です。

室内で干す場合は、ファスナーやボタンをすべて開け通気性を良くすると乾きが早くなりますよ。

7.仕上げに5分程度「乾燥機」をかける

自宅に乾燥機がある場合は仕上げに5分程度乾燥させると、ふっくら感が増して保温力も高まるのでおすすめです。

ただ温度が高いと生地を傷める可能性があるので、使用する際は必ず低温に設定してください。

乾燥機が自宅ない場合はコインランドリーでも代用できますが、1回の乾燥時間が8分~10分と少し長いので様子を見ながら途中で取り出すようにしてください。

乾燥機のかけすぎには注意しましょう!

「洗濯機」でダウンジャケットを洗う方法

そこまで手間をかけたなくない!そんな人は洗濯機を使って手軽に洗うこともできます。

用意するアイテムはこちら。↓

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤(◯)
  • 洗濯ネット(◯)
  • 洗濯機(◯)
  • 乾燥機(△)
  • 厚みのあるハンガー(◯)

手順は

「洗濯機」の手順

  1. ファスナーやボタンをしめ「洗濯ネット」に入れる
  2. 洗濯槽に水をためる
  3. おしゃれ着用中性洗剤を入れて「手洗いコース」で洗う
  4. 中までしっかり「乾燥」
  5. 仕上げに5分程度「乾燥機」をかける

となります。

「洗い」と「すすぎ」と「脱水」作業が省ける分手軽に洗えますが、こちらもいくつか注意点がありますので一工程ずつ確実に読み進めてください。

1.ファスナーやボタンをしめ「洗濯ネット」に入れる

ファスナーやボタンをすべて閉めるのは「手洗い」のときと同じですが、洗濯機を使って洗う場合は必ず洗濯ネットに入れてください。

手洗いと違って洗濯機は力加減の調整が出来ないので、直接入れて洗うと生地を傷めるリスクが高くなります。

ダウンジャケットは「優しく洗う」が基本ですから、生地への負担は少しでも減らしましょう。

洗濯ネットに入れる際は、形を整えきちんと折りたたんでから入れるとダマやシワになりにくいですよ!

2.洗濯槽に水をためる

従来の洗濯であれば空の洗濯槽に洋服を入れてから水をためますが、ダウンジャケットを洗う場合は先に水だけをためます。

理由については先程も少しお話ししましたが、ダウンジャケットは水に浮くので通常通りのやり方だと空回りして汚れがちゃんと落ちない可能性があるためです。

まずは水だけをため、そこにダウンジャケットを押し込んで浮いてこないよう水分をしっかり染み込ませる必要があります。

そうすることで浮いた状態で空回りせず、きちんと汚れを落とすことができます。

洗濯機で洗う場合も水ではなく30℃以下のぬるま湯を使った方が汚れ落ちがよくなりますよ!

3.おしゃれ着用中性洗剤を入れて「手洗いコース」で洗う

ダウンジャケットを水に何度か押し込んだあとは、おしゃれ着用中性洗剤を入れて「手洗いコース」で洗います。

機種によって「ドライコース」や「ソフトコース」、「おしゃれ着コース」など呼び名が異なりますが、一番優しく洗えるコースを選んでいればOKです。

一応「手洗いコース」を選べば脱水時間は短めに設定されますが、1分以上は絶対に超えないよう注意してください。

中のダウンが固まってダマになったり、シワがつきやすくなります。

心配な人は30秒たったら一度取り出して、ダウンの偏りや表地のシワを直してから再度まわすと安全です。

4.中までしっかり「乾燥」&「乾燥機」で仕上げ

ここからは「手洗い」のときとまったく同じ工程です。

ダマになっている羽毛部分を両手で挟みながら軽くたたいて均一になるよう形を整え、厚みのあるハンガーにかけて風通しのいい場所で3~4日陰干しします。

仕上げに「乾燥機」あるいは「コインランドリー」で5分程度乾燥させれば終了です。

失敗したときの対処法

SOS

ダウンがぺしゃんこになっちゃった。どうしよう・・・。

せっかく洗ったダウンジャケットがぺしゃんこだとショックも大きいですが、手間をかければ元に戻せるので安心してください。

ぺしゃんこになったダウンジャケットは以下の方法で元に戻すことができます。

ダウンをふっくらさせる方法

  1. 手でほぐして直す
  2. 乾燥機を使って直す
  3. もう一度水に濡らして直す

1.手でほぐして直す

潰れてしまったダウンをふっくらさせるには空気を入れてやる必要があるので、まずは手でほぐしながらボリュームを出していきます。

ゆっくり丁寧に、ダウンが膨らむようイメージしながら優しくほぐしてください。

ふくらみがある程度戻ってきたあとは、厚みのあるハンガーにかけてもう一度陰干しします。

一日4~5時間、様子を見ながら2~3日続けてください。

余分な湿気が飛んでふわふわの状態に戻っていれば終了です。

2.乾燥機を使って直す

自然乾燥だけでは膨らみが戻らなかった場合は、乾燥機を使って直します。

ただ今回はダウンジャケット単体でまわすのではなく、2~3個の「ドライヤーボール」と一緒にまわして乾燥させます。

「ドライヤーボール」って何?

「ドライヤーボール」とは洗濯物の乾きをよくするボールのことで、洋服と一緒に乾燥機に入れて使うアイテムです。

日本ではまだあまり普及していませんが、アメリカをはじめ乾燥機を頻繁につかう国では一般的なアイテムとして有名なんですよ。

ドライヤーボールは本来「洋服同士が絡まるのを防いだり、余分な水分を吸い取りながら効率よく乾かす」ことを目的として使いますが、今回の使用用途は少し違います。

回転したドライヤーボールがダウンジャケットを叩くことで、羽毛をほぐしてふんわりさせる効果を期待します。

だったら別にドライヤーボールじゃなくてもいいんじゃないの?

そうですね。

ドライヤーボールがなければテニスボールでも大丈夫です。なんでしたら丸めた靴下やタオルでも代用できますよ。

ただドライボールを使うとダウンジャケットに直接刺激を与えることにはなるので、生地を傷めるリスクは高くなります。

1回あたり5分程度を目安に、様子を見ながら繰り返しましょう。

設定温度を低温にすることも忘れないでださいね。

3.もう一度水に濡らして直す

乾燥機を使ってもダウンのボリュームが戻らない場合は、すでに団子状に固まっている可能性があるのでもう一度ダウンを濡らしてやり直します。

やり方は簡単です。

たっぷりのお水にダウンを浸けて水分を含ませ、濡れた状態で均一になるよう優しくほぐしていくだけです。

乾いた状態で無理矢理ほぐそうとするとダウンが割れてしまうので注意しましょう。

あとの工程は洗濯のときと一緒です。

軽く脱水して形を整え、厚めのハンガーにかけて陰干しです。

ちゃんとふわふわになっていれば、仕上げに乾燥機をかけて終了です。

きれいに洗ったあとは正しく保管しよう

きれいに洗い終わったダウンジャケットを来シーズンも気持ちよく着るためには、正しく保管することも大切です。

ポイントは次の2つ。

正しい保管方法

  • 湿気をためない
  • 羽根を潰さない

ダウンジャケットにとって湿気は一番の大敵で、カビの発生やダウンの潰れだけでなく羽毛の劣化を早める原因になります。

特に6月~7月は湿気が溜まりやすい時期なので要注意。

湿気剤をおいたり、クローゼットから出して定期的に湿気を発散させるなどしてしっかり対策しましょう。

また羽根が潰れてしまうと保温力が弱まるのでこちらの対策も必須です。

ギュウギュウ詰めにならないようできるだけ間隔をあけて保管するようにしてください。

ホコリや虫食い対策に不織布カバーをかけたり、防虫剤を置いたりするのも効果的ですよ。

クリーニングに出すなら「汗抜き加工」がおすすめ

水洗いしたらすごい汚れが落ちてビックリしたんだけど。毎年クリーニングしているのになんで?

今回初めて水洗いした人の中には、あまりの汚れ落ちにビックリされた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

「毎年クリーニングに出しているはずなのに・・・。」と疑問に思いますよね。

実はそれ「汗や雨水の汚れ」なんです。

通常ダウンジャケットをクリーニングに出した場合、何も言わなければほぼすべてのお店が「ドライクリーニング」を行います。

ドライクリーニングは有機溶剤と呼ばれる油を使って汚れを落とす洗浄方法なのですが、縮みや型崩れが起きにくい反面、汗や雨水といった水溶性の汚れに弱い特性があります。

ということはクリーニングに出しても、汗の汚れや臭いは取れないってこと?

そのとおりです。

ドライクリーニングで落とせるのは皮脂や油汚れ、口紅といった油溶性の汚れのみで

  • 汗の汚れや臭い
  • 雨水の汚れ
  • ジュースやお酒の飲みこぼし

といった水溶性の汚れや臭いは落ちません。水溶性の汚れを落とすには、しっかりと水で洗う必要があります。

そこでおすすめなのが「汗抜き加工」です。

お店よっては「ウェットクリーニング」とも呼ばれていますが、通常のドライクリーニングに水洗いをプラスして水溶性の汚れや臭いをきれいに落とします。

気になる水溶性の汚れや臭い

  • 汗の臭い
  • 加齢臭
  • ワキガ臭
  • 汗ジミ
  • ビールやジュースのシミ汚れ

このような汚れや臭いをすっきりさせたい人は、一度「汗抜き加工」を試してくださいね。

オプションの詳細や料金比較については下記で紹介しています。気になる人はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回は自宅でダウンジャケットを洗う方法として、「手洗い」と「洗濯機」の2通りのやり方を紹介しました。

簡単に手順をまとめると

「手洗い」の洗濯手順

  1. スポンジを使って汚れがひどい部分を先に洗う
  2. ファスナーやボタンをしめる
  3. 洗い桶に30℃以下のぬるま湯で洗浄液を作る
  4. 優しく押し洗い(10回~20回程度)
  5. しっかりすすぐ(泡がなくなるまで)
  6. バスタオルを使って脱水
  7. 中までしっかり乾燥(陰干し)
  8. 低温で乾燥機をかける(5分程度)

「洗濯機」の洗濯手順

  1. スポンジを使って汚れがひどい部分を先に洗う
  2. ファスナーやボタンをしめる
  3. 洗濯槽に30℃以下のぬるま湯をためる
  4. 「手洗いコース」で洗う(脱水は1分以内)
  5. 中までしっかり乾燥(陰干し)
  6. 低温で乾燥機をかける(5分程度)

となります。

ポイントは「とにかく優しく洗う」「しっかり水につける」そして、「中までしっかり乾かす」の3つです。

これさえ守れば大きく失敗することはありませんので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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