家族や友人の洋服と一緒に出したいときに重宝する定額制の「15点パック」。
今回はそんなまとめ出しに最適な15点パックについて、評判がよく料金も安いおすすめのお店を紹介したいと思います。
- どこのお店を選んだらいいのかわからない
- 安さだけじゃなく品質やサービスも充実しているお店を選びたい
- 利用する際の注意点を知りたい
こんな悩みを持っている人にはピッタリです。ぜひご覧ください。
全体の流れとしては
記事構成
- おすすめのお店を紹介
- 利用する際の注意点について
- クリーニングから戻ってきた時にやるべきこと
こんな感じで進めていきます。
他の定額制パックについては下記でまとめていますので、15点パック以外でお探しの人はそちらを参考にしてください。 衣替えの時期にダウンジャケットやコートをまとめて出すときにおすすめなのが、料金が一律の定額制パック。 ダウンジャケット5枚の場合(税込) リナビス(定額制):9,405円 (1枚あたり1,881円) ... ダウンジャケットやセーター、トレーナーなど冬物衣類をまとめて出すときに便利な10点パック。 今回は定額制パックの中でも利用者が多く人気の高い10点パックについて、評判がよく料金も安いおすすめのお店を紹 ...
価格で選ぶ!5点パックが安い宅配クリーニング比較ランキング【2022年最新版】
価格で選ぶ!10点パックが安い宅配クリーニング比較ランキング【2022年最新版】
目次
「15点パック」に最適なおすすめ宅配クリーニング3社
ひとり暮らしの人にはあまり需要がなさそうな15点パックですが、採用しているお店は
15点パックが利用できる宅配クリーニング店+料金
- カジタク:16,500円(税込)
- せんたく便:17,028円(税込)
- リナビス:17,820円(税込)
- ネクシー:18,150円(税込)
- プロケア:18,678円(税込)
- リネット:19,360円(税込)
と、比較的多いです。
価格重視で選ぶなら「カジタク」一択となりますが、今回は価格だけでなく品質やサービスも重視したいので、
- せんたく便:17,028円(税込)
- ネクシー:18,150円(税込)
- リネット:19,360円(税込)
の3店を選びました。
その他のお店については下記でまとめていますので、全店チェックしたい!という人は参考にしてください。 自宅に居ながら手軽に利用できる宅配クリーニング。 子供が小さくてなかなか家を空けられない 毎日が忙しくて店舗まで持っていく時間がない 休みの日は家でゆっくり過ごしたい このような方を中心にどんどん人気 ...
【2022年最新版】宅配クリーニング比較ランキングTOP10!選び方や注意点も解説
せんたく便
最初に紹介するのは実店舗創業58年、宅配業9年目を迎える老舗クリーニング店「せんたく便」。
2021年に実施された価格見直しによって以前ほど魅力的な価格帯ではなくなりましたが、それでも15点パック17,028円(税込)は宅配クリーニングの中でもトップクラスの安さを誇ります。
せんたく便の品質・サービス
- 最新のIT技術を駆使した品質管理
- 国家資格保有者による精度の高いシミ抜きサービス
- ほつれ直し・ボタン修理サービス
- 毛玉・毛取りサービス
- プレス・仕上げ作業は全品手仕上げ加工
- 最長11ヶ月の保管サービス
- 出荷用ダンボールは折ジワができにくいオリジナル仕様
これらのサービスがついて1枚あたり1,135円(税込)ですから、コストパフォーマンスは高いと言えますね。
お客様満足度も
3年連続3冠受賞と申し分なし。あなたの大切な洋服も安心してお願いできます。
ただ専用バックのサイズが「480mm×440mm×400mm(容量84L)」と15点パックとしては小さいので、厚手のダウンやコートをたくさん出したい人にはあまり向いていまん。
ブラウスやワンピースなど薄手の洋服をメインに出しましょう。
ネクシーはこんな人におすすめ
- 価格の安いお店を探している
- お金をかけずにシミ抜きをしたい
- 保管期間の長いお店を探している
- 薄手の洋服をメインに出す
- ほつれ直しやボタン修理も一緒にお願いしたい
このような条件でお探しの人はぜひ検討してみてくださいね。
せんたく便の基本詳細
年会費 | 無料 |
15点パック料金 | 17,028円(税込) ※1枚あたり1,135円 |
超過料金 | 1点あたり1,100円(税込) |
往復送料 | 無料 |
専用バックサイズ | 84L ※480mm×440mm×400mm |
保管期間 | 最長11ヶ月間 |
シミ抜き | 無料 |
毛玉/毛取り | 無料 |
ほつれ直し | 無料 ※注文の要望欄に入力することで対応 |
ボタン修理 | 無料 |
再仕上げ | 無料 ※洋服到着後7日以内 |
コンビニ持込 | |
支払い方法 | クレジットカード/NP後払い※/代引き決済※ ※手数料無料 |
ネクシー
次に紹介するのは数々のメディアに多数出演する ”洗濯ハカセ” こと、神崎健輔さんが所属する創業80年の老舗クリーニング店「ネクシー」。
単品制を主流としているにもかかわらず、15点パック18,150円(税込)は宅配クリーニングの中でもトップクラスの安さを誇ります。
1枚あたり2,000~3,000円が相場と言われるダウンジャケットやコートも、ネクシーなら1枚あたり税込1,210円。
洋服単価を気にすることなく手軽に利用できます。
しかも専用バックのサイズは手持ちのダンボールを使えば3辺合計160cmまで利用可能と、こちらはかなりの大容量。
【600 × 400 × 540(容量:129L)】といった大きなダンボールを使えば、厚手のダウンジャケットやコートも余裕を持ってたっぷり詰め込めます。
手持ちのダンボールを使えば300円引きの割引サービスも適用されます。
気になる品質やサービスについても
ネクシーの品質・サービス
- 全品手仕上げ
- 抗ウィルス効果が配合された仕上材を使用(ウィルスを99.9%軽減)
- シミ抜き無料(着物に用いる京都の最先端技法を使用)
- 毛玉・毛取り無料
- 破れ・ほつれ直し無料
- ボタン修理無料
と充実した内容です。
もちろん保管サービスも無料でついています。
保管期間は最長7ヶ月間と短めですが、汚れの状態によっては発送前だけでなく保管前にもクリーニングしてくれるので満足度は高いです。
保管環境も
安心の保管環境
- 徹底した光の管理でLux0(ルクス0)の環境作り
※ルクスは照度の単位。ルクス0は完全な暗闇を指します - 酸素や窒素ガスをコントロールし空気によるダメージ軽減
と申し分なし。
虫食いやカビ、変色からあなたの大切な洋服を守ってくれます。
唯一のデメリットは月額220円(税込)のプリモ会員にならないと、すべてのサービスが利用できないという点です。
具体的には
適用外サービス
- シミ抜き
- 毛玉・毛取り
- 破れ・ほつれ直し
- ボタン修理
といった無料サービスが適用されなくなります。
少しでもきれいに仕上げてほしい!そんな人はプリモ会員への入会をおすすめします。
ネクシーはこんな人におすすめ
- 価格の安いお店を探している
- お金をかけずにシミ抜きをしたい
- 厚手のダウンやコートをたくさん出したい
- ほつれ直しやボタン修理も一緒にお願いしたい
このような条件でお探しの人はぜひ検討してみてくださいね。
ネクシーの基本詳細
年会費 | 月額220円(税込) ※非会員でも利用可能 |
15点パック料金 | 18,150円(税込) ※1枚あたり1,210円 |
超過料金 | 1点あたり1,100円(税込) |
往復送料 | 無料 |
専用バックサイズ | 手持ちのダンボール ※3辺合計160cmまで |
保管期間 | 最長7ヶ月間 |
シミ抜き | 無料 |
毛玉/毛取り | 無料 |
ほつれ直し | 無料 |
ボタン修理 | 無料 |
再仕上げ | 無料 ※洋服到着後7日以内 |
コンビニ持込 | ※別途1,100円(税込)の発送手数料が必要 |
支払い方法 | クレジットカード/代引き決済 |
リネット
最後に紹介するのは会員数40万人を超える業界最大手の「リネット」。
ネクシーと同じく単品制を主流としているお店ですが、定額パックも「安くて品質が良い」と人気を集めています。
クリーニング料金は最長8ヶ月間の保管サービスがついて、15点パック19,360円(税込)。
3店舗の中では一番高い料金設定になりますが、
リネットの品質
- 水洗い全品「柔らか加工」※柔らかさとコシのある仕上がりに
- ドライ全品「リファイン加工」※光沢や滑らかさなど7つの効果をプラス
- 仕上げ担当者と品質チェック担当者によるダブルチェック
- シミ抜き無料サービス
- 全品汗抜き無料サービス
- 毛玉・毛取り無料サービス
- サイズ無制限の専用バック
がついて1枚あたり税込1,290円ですから、価格だけで除外するのはもったいないと言えます。
特に専用バックが実質無制限なのは定額制ではありえないすごいサービスなので、なおさらもったいないです。
通常ならダウンやコート以外にセーターやブラウスといった薄手の洋服も含めないと上限一杯まで詰め込めませんが、このサービスを利用すれば15点中15点ともダウンジャケットなんて使い方もできるようになります。
実際このことは公式サイトにも記載されています。(以下公式サイトより抜粋)
バッグはご利用点数に合わせたサイズでお届けしております。万一、バッグに入りきらない場合はお客さま相談室までお問い合せください。
「追加で専用バックを送る」といった具体的な明記はされていませんが、直接センターに確認したので間違いありません。
送料や手数料といった追加料金も一切かからないので、洋服が規定数まで入り切らなかった際にはぜひ活用してみてくださいね。
専用バックの追加サービスはいつ廃止されてもおかしくないサービスです。私が確認した2021年6月現在では有効でしたが今後はわかりません。利用する際には念のためカスタマーセンターに確認することをおすすめします。
リネットはこんな人におすすめ
- 価格の安いお店を探している
- お金をかけずにシミ抜きをしたい
- 厚手のダウンやコートだけを出したい
- 補償のしっかりしたクリーニング店を探している
- 年会費にお金をかけたくない
- 年に1~2回しか利用しない
このような条件でお探しの人はぜひ検討してみてくださいね。
有料会員への入会は不要
定額制の場合は有料でも無料でもサービス内容は一緒なので、無料会員のままでも安心して利用できますよ。
リネットの基本詳細
年会費 | 無料 ※プレミアム会員への入会は不要 |
15点パック料金 | 19,360円(税込) ※1枚あたり1,290円 |
超過料金 | 1点あたり1,540円(税込) |
往復送料 | 無料 |
専用バックサイズ | 140L ※520mm×520mm×520mm |
保管期間 | 最長8ヶ月間 |
シミ抜き | 無料 |
毛玉/毛取り | 無料 |
ほつれ直し | なし |
ボタン修理 | なし |
再仕上げ | 無料 ※洋服到着後7日以内 |
コンビニ持込 | |
支払い方法 | クレジットカード/代引き決済 ※手数料:330円(税込) |
利用する際の注意点
利用するお店が決まった後はスマホやパソコンを使って注文するだけですが、その際いくつか注意点がありますのでここで紹介しておきます。
どれも当たり前のことばかりですが、「うわ!やってしまった」とならないためにも以下の6つについてはしっかりと確認してくださいね。
利用する際の注意点
- 取扱除外品を確認する
- シミやほつれ、気になる部分はしっかりと指示する
- 高級ブランド品はよく考えてから出す
- 衣類のカウント方法を確認する
- 単品制で出した場合の料金と比較する
- ポケットの中身は必ず確認する
1.取扱除外品を確認する
定額制を利用するうえで最も注意しなければならないのが、取扱除外品を絶対に入れないということです。
誤って入れてしまうと
- クリーニングされないまま返却される
- 取扱除外品も料金を取られる
- 返却送料がかかる
なんてことになり、完全に1枚分損をするので注意してください。
一般的には以下の品目が取扱除外品になります。
取扱除外品一覧
- 洗濯表示がついていないもの
- 洗濯表示がすべて×のもの
- 和服
- 帽子
- 下着
- ペット衣類
- 汚物が付着しているもの
- 濡れた状態のもの
- 損傷がひどいもの
とくに洗濯表示については薄くなって見えなくなったり、ちぎれてなくなっていたりすることもあるので、1点1点間違いがないかしっかりと確認するようにしてください。
他にも「生地が傷んでしまう」あるいは「色落ちしてしまう」などと判断された場合も、取扱除外品同様クリーニングせずに返送されるケースが多いので合わせて注意しましょう。
2.シミやほつれ、気になる部分はしっかりと指示する
今回紹介した3店舗はいずれもしっかりと検品を行ってくれますが、わかりづらい箇所のシミやほつれは見落とす可能性もあります。
クリーニングから戻ってきた洋服を見たとき、「きちんと処理したけど落ちなかったシミなのか?」「単に見落としただけなのか?」ここの違いを明確にするためにも気になるシミやほつれは事前にしっかりと指示しておきましょう。
洋服を1枚1枚チェックするは手間のかかる作業ですが、後々再仕上げを依頼することを考えれば遥かに楽ですので忘れずに行ってくださいね。
3.高級ブランド品はよく考えてから出す
3店舗とも高級ブランド品のクリーニングには対応していますが、やはり高級クリーニング店と呼ばれるお店に比べると仕上がりに若干の不安が残ります。
実際の口コミを見ても「ブランド品もきれいに仕上がっていた」という感想もあれば「最悪の仕上がりだった」という感想もあります。
もちろん高級店だからといって必ずしも最高の仕上がりになるとは限りませんが、高いモノには高いなりの安いモノには安いなりの理由がありますので、「確実にきれいにしてほしい!」そんな人は品質重視のお店に出すことも検討してください。
私も過去に値段の安さに惹かれてブランド品を低価格のお店に出した経験がありますが、2度と着れないくらいの状態で戻ってきた苦い思い出があります。
そのお店はすでに廃業していますが、それ以降ブランド品やお気に入りの洋服は品質が高いと評判のお店に出すようにしています。
このあたりの考え方は人によって違いますが、クリーニング業界においては「料金が高い=品質が高い」というケースが多いです。
絶対にそうしたほうが良い!とは言いませんが、一応頭の片隅に留めておいてくださいね。
ちなみに私は ”絶対に失敗してほしくない” 洋服を出すときは、オーダーメイドクリーニングの「キレイナ」にお願いしています。
ダウンジャケット1枚8,800(税込)と料金は高いですが、毎回期待を裏切らない仕上がりに満足しています。
-
品質は本物?キレイナの口コミ・評判を徹底調査!【2022年度版】
今回はドレスや特殊素材などあらゆる衣類を請け負うオーダメイドクリーニング店「キレイナ」についての紹介です。 キレイナの口コミ・評判が知りたい キレイナのメリット・デメリットが知りたい キレイナを安く利 ...
4.衣類のカウント方法を確認する
衣類のカウント方法はお店よって若干違うので、取扱除外品と同じく出す前にはしっかりと確認してください。
特にフードやベルト付きのダウンジャケットやコートを出す場合は要注意です。
脱着式のフードやベルトは基本まとめて1点カウントとするケースが多いですが、本体から外れた状態で送るとそれぞれ1点としてカウントされる場合があります。
余計な追加料金がかからないよう十分注意してくださいね。
5.単品制で出した場合の料金と比較する
宅配クリーニングの専用バックサイズは
例:せんたく便の専用バックサイズ
- 5点パック:480mm×440mm×400mm(容量84L)
- 10点パック:480mm×440mm×400mm(容量84L)
- 15点パック:480mm×440mm×400mm(容量84L)
- 20点パック:480mm×440mm×400mm(容量84L)
- 30点パック:480mm×440mm×400mm(容量84L)
というように選ぶコースにかかわらず一律とするお店が多いので、15点パックのように薄手の洋服を含めないと上限一杯まで入りきらない場合は必ず単品制で出した場合のクリーニング料金と比較してください。
とくにセーターやブラウスなどは1点あたりの相場が500円~700円と安いので、過半数以上を入れてしまうとかえって高くなることがあるので注意が必要です。
「単品で出したほうが安いのか?」それとも「定額パックで出したほうが安いのか?」このあたりをしっかり確認してから決めるようにしてくださいね。
6.ポケットの中身は必ず確認する
クリーニングに出す前には必ずポケットの中身を確認してください。
もちろんお店でも事前にしっかり確認はしますが、分かりづらいポケットだと見落とす可能性もあるので注意が必要です。
影響のすくないハンカチならまだいいですが、貴重品の紛失などはあとあと揉める原因にもなります。
トラブルを防止するためにも、ポケットの中身は必ず確認しておきましょう。
クリーニングから戻ってきたあとはすぐに仕上がりを確認する
クリーニングから戻ってきた洋服はそのまま放置するのではなく、
- ちゃんと汚れは落ちているのか?
- シミは取れているのか?
- ほつれやボタン外れはないか?
- シワや型崩れはないか?
といった仕上がり具合をしっかりと確認しましょう。
今回紹介したお店はいずれも洋服到着後7日以内であれば無料で再仕上げができますので、仕上がりに不満があった場合でもすぐに確認していればきちんと対処できます。
あまり長いこと放置していると再仕上げの期限がすぎますので、届いた洋服はすぐに確認するようにしてくださいね。
まとめ
今回は家族や友人の洋服と一緒に出したいときに便利な「15点パック」について、価格が安く品質も安定したおすすめのお店を紹介しました。
どのお店も宅配クリーニング業界では実績もあり利用者数も多い信頼できるところばかりなので、基本どれを選んでもOKです。
ただ洋服1枚あたりの単価自体は、10点パックも15点パックも
「10点パック」と「15点パック」洋服1枚あたりの単価
- せんたく便:1,317円(10点) / 1,135円(15点) → 差額182円
- ネクシー:1,226円(10点) / 1,210円(15点) → 差額16円
- リネット:1,298円(10点) / 1,290円(15点) → 差額8円
というように数円~数百円程度の差しかないので、価格が安いからといった理由だけで無理に15点パックを利用する必要はありません。
出したい洋服や要望に合わせたお店選び、そして必要な枚数に合わせた点数選びでベストな選択をしてくださいね。