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失敗しない!洋服にできた毛玉の正しい取り方と予防する4つの方法

毛玉の正しい取り方
冬の定番服といえばニットのセーターやカーディガン、そして部屋着に最適なパーカー。

寒くなるにつれて活躍する機会も増えてきますが、一番の難点は毛玉ができやすいこと。

なんども着倒した洋服ならまだ納得できますが、まだ数回しか着ていなかったり、一度洗濯しただけで出来てしまったりするとすごく残念な気持ちになります。

見栄えも悪くなるのでついつい手でむしり取りたくなりますが、間違った取り方をすると洋服の寿命を縮めることになるので注意が必要です。

そこで今回は失敗しない毛玉の正しい取り方や毛玉ができないように予防する方法、そして毛玉ができる原因について紹介したいと思います。

  • 毛玉はどうしてできるの?
  • 毛玉の正しい取り方を知りたい
  • 毛玉を予防する方法はあるの?

こんな疑問や悩みを持っている人にはピッタリです。ぜひ最後までご覧ください。

全体の流れとしては

記事構成

  • 毛玉ができる原因について
  • 毛玉の正しい取り方
  • 絶対にやってはいけない毛玉の取り方
  • 毛玉を予防する4つの方法

こんな感じで進めていきます。

毛玉ができる原因は「摩擦」

毛玉の正しい取り方を紹介するまえに、まずは毛玉ができる原因について触れておきます。

毛玉は洗濯することによって発生すると思っている人も多いですが、その根本的な原因は生地同士の「摩擦」です。

  • 洋服を着る(脱ぐ)
  • 腕を動かす
  • 椅子に座る
  • リュックを背負う
  • バックを肩にかける

など、生地が擦れ合うことで繊維の先端が毛羽立ち、その毛羽が絡み合い束になることで毛玉が作られます。

毛玉ができるメカニズム

出典:東京都クリーニング生活衛生同業組合

洗濯をしたあとに毛玉ができるのも摩擦の一種ですね。他の洋服と擦れ合うことで繊維が毛羽立ち、絡み合うことで毛玉になります。

ちなみに毛玉になりやすい(摩擦が起こりやすい)場所としては、脇や袖の内側、リュックやショルダーバッグを利用する場合は背中や肩ベルト付近、バック本体が触れる腰部分があげられます。

他にも重ね着をした場合にも摩擦が起き、毛玉ができやすくなりますよ。

毛玉の原因が摩擦なら、毛玉ができる洋服とできない洋服があるのはなぜなの?

それは素材の違いですね。

同じセーターでも素材が違えば、毛玉ができやすい洋服とできにくい洋服があります。

一般的に毛玉ができやすい素材としては

毛玉ができやすい素材

  • アクリル
  • ポリエステル
  • ナイロン

といった化学繊維の素材があげられます。

化学繊維は耐久性が強く虫食いの心配もないといったメリットがありますが、繊維の強度が高いため摩擦が大きく毛玉になりやすいです。

またウールやカシミヤ、アンゴラなどの動物繊維も、毛玉ができやすい素材になります。

ただこれらの素材は化学繊維と違って繊維の強度が低いので、毛玉になっても表面で留まらず摩擦で自然に取れるケースが多いです。

毛玉ができるメカニズム2

出典:東京都クリーニング生活衛生同業組合

仮に毛玉が残っていても比較的簡単に取れますよ。

反対に毛玉ができにくい素材としては

毛玉ができにくい素材

  • 綿
  • シルク
  • コットン

などの天然素材があげられます。

ただ「綿+アクリル」や「ウール+ポリエステル」といった天然繊維と化学繊維を組み合わせた混紡素材の洋服は、繊維の強度が高くなり毛玉ができやすいので注意が必要です。

毛玉ができることを嫌うなら、天然100%あるいは天然素材の割合が多い洋服を選びましょう。

他にも薬品を使って毛玉の生成を和らげる「抗ピル加工」が施された洋服を選ぶ方法もありますよ。

失敗しない毛玉の正しい取り方

それでは出来てしまった毛玉の正しい取り方について紹介していきます。

毛玉の取り方としてはいろいろなやり方がありますが、絶対にやってはいけないのが「むしり取る」あるいは「引きちぎる」という方法です。

毛玉は摩擦によって引き出された糸が絡まって出来ているわけですから、無理に引きちぎろうとすると繊維が引き出されてしまいその部分が薄くなってしまいます。

毛玉ができるメカニズム3

出典:東京都クリーニング生活衛生同業組合

ですから毛玉を取り除く場合はむしり取るではなく、「切り取る」が正解です。

そのためのアイテムとして有効なのが次の3つ。

毛玉取りに有効なアイテム

  1. 小型のはさみ
  2. 毛玉取り器
  3. カミソリ

1.小型のはさみ

生地を傷めない方法としてもっとも適しているのが「小型のはさみ」を使ったやり方です。

毛玉部分を軽く浮かせて毛玉だけを狙って切り落とします。

とくに難しいことはないですが、生地を引っ張り過ぎたり間違って生地を切ってしまわないようにだけ注意しましょう。

毛玉が少ないときや、狭い範囲に密集しているときにおすすめな方法ですね。

2.毛玉取り器

もっとも安全に毛玉を取る方法は小型のはさみ使ったやり方ですが、毛玉の数が多いとものすごく大変なので手軽に済ませたい人は毛玉取り器がおすすめです。

ただ適当に使用すると毛玉ではない生地部分も巻き込んで傷めてしまう恐れがあるので、使用する際は以下の点に注意しながら慎重に行ってください。

毛玉取り器の正しい使い方

  • 毛玉を取るときは洋服をハンガーにかける
  • 毛玉取り器は生地に強く押し当てない
  • 動かすときは時計回り反時計回りに3回ずつ
  • 糸引き、ほつれ部分はさける

毛玉取り器を使用する際ほとんどの人が机の上や床など下地が硬いところに洋服を置くと思いますが、それだと生地がよれてシワになったときに巻き込んでしまう危険があります。

そこで推奨するのが、洋服をハンガーにかけた状態で使用する方法です。

ハンガーにかけた状態だと洋服がヒラヒラしてうまく毛玉が取れないと思うのだけど。
確かにそのままだと洋服が安定しないので、手のひらを下地として使います。

具体的にはハンガーにかけた状態で洋服の中に手を入れ、毛玉のある部分を片手で押さえながら反対の手で器械を当てる感じです。

毛玉取り器の一番の失敗は生地の巻き込みによる糸引きや穴あきです。机や床など下地が硬いとそのリスクも高まりますので、必ず柔らかい手のひらを使用しましょう。

同様の理由で毛玉取り器を生地に強く押し付けることも厳禁です。力を入れずに優しく毛玉だけを刈り取るようにしてください。

「時計回りに3回、反時計回りに3回」。直線的ではなく円を描くイメージで動かしましょう。

その際、糸引きやほつれ部分は必ずさけてください。

無理に行うと糸を巻き込んで大変なことになるだけなので、お直しをするかハサミに切り替えるなどして対処しましょう。

ちなみに私が使用しているのは、テスコムの毛玉取り器です。

安いものであれば100均でも売られていますが、パワーが弱く機能も乏しいので個人的には2,000円~3,000円程度する毛玉取り器がおすすめです。

3.T字カミソリ

T字カミソリも毛玉を切り取るには適したやり方です。

毛玉ができている部分に軽く刃をあて、スッと力をいれずに優しくこすります。

同じ箇所を何度もこすると生地を傷めるので注意しましょう。

こちらも毛玉が広範囲にある場合に有効な方法ですね。

切れ味が悪い刃を使うと生地を引っ張る可能性があるので、極力新しめの刃を使用することをおすすめします。

絶対にやってはいけない毛玉の取り方

毛玉の正しい取り方として

  • 小型のハサミ
  • 毛玉取り器
  • T字カミソリ

の3つを紹介しましたが、今度は逆に絶対にやってはいけない毛玉の取り方について紹介します。

先ほどお話しした、毛玉のダメな取り方については覚えていますか?
もちろん覚えているわよ。むしり取ったらダメなんでしょ!
そうですね。

毛玉は摩擦によって引き出された糸が絡まって出来ていますので、むしり取ると繊維が引き出されて生地が薄くなるので絶対にやってはいけません。

手でむしり取るのはもちろんですが、他にも

  • 毛玉取りブラシ
  • セーターストーン
  • 食器用スポンジ
  • ガムテープやコロコロクリーナー

などを使ったやり方もおすすめしません。

毛玉取りブラシやセーターストーンなどは毛玉取り用のアイテムとして販売されているので使用している人も多いと思いますが、その除去方法は「むしり取る」あるいは「引きちぎる」です。

今流行の食器用スポンジの硬い部分を使ったやり方やガムテープ、コロコロクリーナーを使った除去方法についても一緒です。

毛玉の正しい取り方は「切り取る」です。

お気に入りの洋服を長く大切に着続けるためにも、毛玉は正しく取り除きましょう。

毛玉が出来ないように予防する4つの方法

それでは最後に出来てしまった毛玉を取り除くのではなく、毛玉が出来ないように予防する方法について紹介します。

洋服を長く着続けるためには正しい方法で毛玉を取ることも大切ですが、一番はやはり毛玉が出来ないように予防することです。

少しの手間と工夫で毛玉の発生を抑えられますので、ぜひ今日から試してくださいね。

毛玉を予防する4つの方法

  1. 洋服を着た後はブラッシングする
  2. 何日も洋服を着回さない
  3. 洗濯する際は裏返す
  4. クリーニングに出す

1.洋服を着た後はブラッシングする

毛玉の原因は摩擦によって毛羽立った先端が絡みあってできるので、洋服を着た後にブラッシングして毛並みや繊維を整えることで毛玉の発生を防ぐことができます。

脱いだ洋服をハンガーにかけ、専用の洋服ブラシで一定方向に軽くブラッシング。

これだけで毛玉の発生を抑えられますので、セーターやカーディガンなど毛玉のできやすい洋服を着た後はぜひ試してください。

他にもブラッシングすることでホコリやゴミを落とせるメリットもありますよ。

ニット素材の洋服は表面についたホコリやゴミを絡み取る性質があるので、そのまま放置していると汚れを吸着して取れなくなるので注意しましょう。

2.何日も洋服を着回さない

同じ洋服を何日も着回していると生地にかかる負担が増え、毛玉が出来やすくなります。

「1日着用したら、2~3日は休ませる」

連続着用はなるべく避け、生地への負担を減らしてあげましょう。

洗濯しない場合はそのまま放置するのではなく、必ずハンガーにかけておいてくださいね。

3.洗濯する際は裏返してネットに入れる

洗濯中にも大きな摩擦が発生しますので、洋服を裏返してネットに入れることで表面の摩擦が減り毛玉が出来にくくなります。

できれば洗濯ネットは洋服サイズにぴったり合ったものを選び、1着ずつ入れるのがベストですね。

他にも洗剤は生地に優しいおしゃれ着用洗剤を使用し、洗濯コースはデリケートや手洗いなど優しく洗えるコースを選ぶといいでしょう。

いつも使っている洗剤ではダメなの?
普通の洗剤は洗浄力を高めるために弱アルカリ性のものが多いので、デリケートなニット類には生地への負担が大きくあまり適していません。

その点おしゃれ着用洗剤は中性のものが多く、洗浄力は低いですがその分生地への負担を減らし優しく洗い上げることができるのでおすすめです。

おしゃれ着用洗剤には毛羽立ちを抑える成分が入っているので、普通の洗剤を使用するより肌触り良く仕上がるメリットもあります。

4.クリーニングに出す

正しく洗濯したとしても素材によっては毛玉が出来てしまうこともあります。

大切な洋服や高価な洋服など失敗したくないと思う洋服の場合は、洗濯のプロであるクリーニング店にお願いするのがベストでしょう。

すでに出来てしまった毛玉やシミ汚れに対しても無料で対応してくれるお店も多いので、洋服のメンテナンスとしてクリーニングに出すのもおすすめですよ。

おすすめの宅配クリーニングについては下記で紹介していますので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は毛玉の正しい取り方や毛玉ができる原因、そして毛玉ができないように予防する方法について紹介してきました。

要点をまとめると

毛玉についてのまとめ

  • 毛玉ができる原因は「摩擦」と「素材」
  • 毛玉の取り方は「むしり取る」のではなく「切り取る」が正解
  • 切り取るには「小型のはさみ」「毛玉取り器」「カミソリ」が有効
  • 着用後のブラッシングや連続着用をさけることで毛玉の発生を防げる
  • ブランド品や大切な洋服はプロのクリーニング店にお願いする

となります。

毛玉は摩擦によって引き出された繊維が絡みあって出来たものですから、むしり取ったり引きちぎったりすると洋服の寿命を縮めることになります。

素材によっては1度着ただけで毛玉ができることもありますが、正しく取り除けば洋服へのダメージも最小限で済みます。

1個や2個程度の少ない毛玉だとついつい手でむしり取りたくなりますが、そこはグッと堪えて正しく対処してあげましょう。

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