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自宅で簡単クリーニング

洗濯機?手洗い?スラックスの正しい洗い方と注意点!型崩れやシワが気になる人は必見

スーツ
汗のニオイや汚れが染み込んだスラックスを自宅で簡単に洗える「ウォッシャブルスーツ」ですが、

  • 洗濯機で洗ってもいいの?
  • 洗ってもシワや型崩れしないの?

と疑問に思っている人は多いです。

そこで今回はウォッシャブルスラックスの正しい洗い方や注意点について紹介したいと思います。

  • スラックスの正しい洗い方がわからない
  • シワや型崩れが心配
  • スラックスを長く履き続けたい

こんな悩みを持っている人はぜひ御覧ください。

全体の流れとしては

記事構成

  • 「乾燥」と「換気」の違いについて
  • 浴室乾燥機を使って洗濯物を効率よく乾かす方法
  • 洗濯物の乾きが悪いと感じたときの対処法
  • 浴室乾燥機の1時間あたりの光熱費について
  • 浴室乾燥機のメリット・デメリットについて

こんな感じで進めていきます。

目次

スラックスは洗濯機?手洗い?どっちで洗うの?

スラックスは洗濯機と手洗いどっちで洗えばいいの?
スラックスの洗い方については洗濯表示のマークを見て判断するのが一番確実ですよ。

スーツのパンツを洗う前には、洗濯可否も含めて必ず洗濯表示を見て確認してください。

具体的にはこんなマーク。↓

洗濯可能表示 洗濯処理内容
洗濯表示40 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
洗濯表示41 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
洗濯表示42 液温は40°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
洗濯表示30 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
洗濯表示31 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
洗濯表示32 液温は30°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
手洗い 液温は40°Cを限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる

洗濯表示に洗濯OKマークがあれば洗濯機を使えます。手洗いマークなら洗濯機は使わず手洗いしましょう。

ただ洗濯機を使うと生地への負担が大きいので、生地を傷めずやさしく洗うなら手洗いがおすすめです。

ちなみに洗濯表示のマークが↓だった場合は自宅では洗えませんので、クリーニング店にお願いしてください。

洗濯不可表示 洗濯処理内容
洗濯不可 家庭での洗濯禁止

無理に洗うと

  • 型崩れ
  • 縮み
  • シワ
  • 色落ち

といったトラブルが起きるので注意しましょう。

失敗しないスラックスの正しい洗い方

それでは失敗しないスラックスの正しい洗い方について紹介します。

まずは基本となる手洗い方法についてから。

スラックスの正しい「手洗い」方法

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤(エマールやアクロンなど)
  • 柔軟剤(なくてもよい)
  • 洗い桶や洗面器
  • 洗濯ネット

手洗いの手順

  1. 目立たない場所で「色落ちテスト」をする
  2. シミや大きな汚れを先に落とす
  3. ファスナーやボタン・フックをすべてしめる
  4. 洗い桶や洗面器に「洗浄液」を作る
  5. スラックスを洗浄液に浸して「押し洗い」する
  6. 水の濁りや泡がなくなるまで「すすぐ」
  7. 洗濯ネットに入れて「脱水」する
  8. 風通しの良い場所で「陰干し」する
  9. アイロンをかけて仕上げる

それでは一工程ずつ見ていきましょう。

1.目立たない場所で「色落ちテスト」をする

自宅での洗濯に対応したスラックならそれほど心配する必要はないかもしれませんが、万が一ということもあるので念のため「色落ちテスト」を行ってください。

やり方は簡単です。

スラックの裏など目立たない場所に洗剤の原液を軽くつけ、1分程度置いたのち白い布を押し当てて確認するだけです。

白い布に色移りしていなければ洗濯可能です。

2.シミや大きな汚れを先に落とす

色落ちテストで問題がなかったあとはスラックス全体を見渡し、シミや汚れ具合をチェックします。

ジュースの飲みこぼしや泥はねなど目立つシミや汚れが見つかった場合は、下記を参考にしながら先に汚れを落としておきましょう。

全体を洗う前に目立つシミや汚れを落としておくことで、洗浄時間を短縮し生地への負担を減らすことができますよ。
ジュースや醤油など「水性」のシミ汚れの落とし方

ジュースや醤油など水性のシミ汚れは、タオルやティッシュに洗剤を少量つけポンポンと汚れ部分を軽く叩くことで汚れを落とします。

とくに難しいことはないですが、強くこすり過ぎると生地を傷める可能性があるので軽く叩くだけにしておきましょう。

水性のシミ汚れは水に溶けやすいので比較的落としやすいですよ。
カレーやパスタソースなど「油性」のシミ汚れの落とし方

カレーやパスタソースなど水に溶けにくい油性のシミ汚れは、洋服のシミ抜き用として重宝される「ベンジン」を使って汚れを落とします。

綿棒にベンジンを染み込ませ、汚れ部分をポンポンと叩いて汚れを落としていきましょう。

注意点としてベンジンは揮発性が高く引火しやすい液体なので、

  • タバコや蚊取り線香など火源と成るものを近くに置かない
  • 窓を開けて通気性をよくする

など取り扱いには十分注意してください。

またベンジンは汚れ落ちの効果が高い分「色落ち」や「輪染み」がつく危険性も高い溶剤です。

つけ過ぎやつけたあとの長時間放置などにも注意しましょう。

3.ファスナーやボタン・フックをすべてしめる

目立つシミや汚れを落としたあとは、ファスナーやボタン・フックをすべて閉めます。

理由は簡単ですね。

洗っている最中に金具が当たって生地が傷まないようにするためです。

4.洗い桶や洗面器に「洗浄液」を作る

続いてスラックスの汚れを落とすための「洗浄液」を作ります。

洗い桶や洗面器にスラックスがしっかり浸るくらいのぬるま湯(40℃程度)を貯め、おしゃれ着用中性洗剤を分量通りに入れます。

わざわざぬるま湯を使わないとダメなの?

水でも構いませんがお湯を使った方が汗のニオイや汚れが落ちやすいので、多少手間はかかってもお湯を使うことをおすすめします。

ただあまり温度が高いと生地を傷める可能性もあるので、35℃~40℃くらいをキープできるよううまく調整してくださいね。

5.スラックスを洗浄液に浸して「押し洗い」する

洗浄液を作ったあとは汚れ部分が外側になるよう蛇腹折りにしたスラックスを、洗い桶や洗面器に浸して押し洗いします。

両手で優しく洗浄液がスラックス全体に行き渡るのを確認しながら、汚れが落ちるまで繰り返し行いましょう。

だいたいどれくらい押し洗いすればいいのかしら?
汚れの落ち具合によっても変わりますが、あまり長く洗いすぎると生地が傷むので5分~10分程度を目安にするといいでしょう。

注意点としては強く擦ったり揉んだりしないことです。生地に負担がかかり、シワや毛羽立ちの原因になります。

気になる汚れがある場合は、擦り洗いやもみ洗いではなく「つまみ洗い」でやさしく落としましょう。

途中、洗浄液が汚れてきたなと感じた場合は、新しく作り直してください。

汚れた状態で洗っていると、一度落ちた汚れが再び衣類に付着する再汚染が起きますので注意です。

6.水の濁りや泡がなくなるまで「すすぐ」

押し洗いで汚れを落とした後は、きれいな「水」または「ぬるま湯」ですすぎます。

水の中でゆらゆらと揺らしたり押し洗いしたりして、水の濁りや泡がなくなるまで水を交換しながらしっかりとすすぎましょう。

柔軟剤を入れる場合は、すすぎの最後に水に溶かして使用してください。

7.洗濯ネットに入れて「脱水」する

水の濁りや泡立ちがなくなるまでしっかりすすいだあとは「脱水」です。

シワにならないようきれいに畳んで洗濯ネットに入れ、30秒~60秒程度脱水します。

脱水時間が長いとシワになりやすいので注意しましょう。

心配な人は30秒たったら一度取り出し、形を整えてから再度脱水するとシワになりにくいですよ。

8.風通しの良い場所で「陰干し」する

脱水が終わったあとはスラックスが色あせないよう、直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しします。

ファスナーやボタン・ホックをすべて開けてスラックスを裏返し、筒状になるようにウエスト部分をピンチハンガーで挟んで風通しよく干しましょう。

このときポケットなどの乾きにくい部分を外に出しておくと、より効率的に乾きますよ。

スラックスのセンターライン(折り目)を残したい場合は、折り目に合わせてスラックスを折り、さかさまにして裾の部分をピンチハンガーで挟んで干します。

スラックスの重さで折り目がつきやすくなり、アイロンがけが楽になりますよ。

9.アイロンをかけて仕上げる

最後にアイロンをかけて仕上げます。

「腰回り」→「腰から膝」→「膝から裾」→「センタープレス(折り目)」の順番で当てていきましょう。

スラックスに直接アイロンを当てるとテカリが出ることがあります。必ず当て布をしてからアイロンをかけましょう。

まずは腰回りから。

スラックスの腰回り部分をアイロン台に履かせ、ファスナーに注意しながらアイロンを当てていきます。

前側が終わったらひっくり返して、お尻側も同様に当ててください。

ボタンやポケットが邪魔でアイロンがかけづらい場合は、裏返してから当てるとやりやすいですよ。

次は腰から膝にかけてアイロンをかけます。

片足ずつ縫い目に合わせて(折り目が真上にくるように)アイロン台の上に置き、当て布をしてから軽くアイロンを当てシワやたるみを取っていきます。

シワやたるみがなかなか取れない場合は、らせん状にスチームを当てるときれいになりますよ。

腰から膝が終わったら、同様に膝から裾にかけてもアイロンを当てましょう。

最後は折り目を揃えてアイロン台の上に置き、ずれないようにしっかりと折り目をつければ完了です。

なんだかとっても難しそうね。
確かに慣れないうちは完璧に仕上げるのは難しいですが、最後の折り目さえビシッと決めれば見栄えもよくなるので臆せずトライしてみてくださいね。

「どうしても不安だ!」あるいは「折り目が消えていて正しい位置が決めれない」そんな人は無理せずプロのクリーニング師にお願いしましょう。

その際は自宅で一度洗濯してから依頼するのがおすすめです。

スラックスをクリーニングに出すとドライクリーニングになるので、せっかくきれいな折り目がついても汗のニオイや汚れが残った状態になります。

別途汗抜きオプションをつけるなら問題ありませんが、少しでも節約するなら洗ってから依頼してくださいね。

「洗濯機」を使ったスラックスの正しい洗い方

次は洗濯機を使って手軽にスラックスを洗う方法について紹介します。

用意するものはこちら。↓

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤(エマールやアクロンなど)
  • 柔軟剤
  • 洗濯ネット

手順は

洗濯機で洗う手順

  1. 目立たない場所で「色落ちテスト」をする
  2. シミや大きな汚れを先に落とす
  3. ファスナーやボタン・フックをしめ「洗濯ネット」に入れる
  4. おしゃれ着用中性洗剤を入れて「手洗いコース」で洗う
  5. ネクタイを5分程度浸けて「ゆらし洗い」する
  6. 水の濁りや泡がなくなるまで「すすぐ」
  7. タオルを使ってやさしく「脱水」する
  8. しっかり「乾燥」させる
  9. アイロンをかけて仕上げる

となります。

1.目立たない場所で「色落ちテスト」をする

まずは手洗いのとき同様、「色落ちテスト」を行います。

スラックの裏など目立たない場所に洗剤の原液を軽くつけ、1分程度置いたのち白い布を押し当てて確認しましょう。

2.シミや大きな汚れを先に落とす

次も同じです。

スラックス全体を見渡してシミや汚れ具合をチェックし、目立つシミや汚れがあれば先に落としておきます。

3.ファスナーやボタン・フックをしめ「洗濯ネット」に入れる

ここから手順が変わります。

ファスナーやボタンをすべて閉めるのは「手洗い」のときと同じですが、洗濯機を使って洗う場合は必ず洗濯ネットに入れてください。

手洗いと違って洗濯機は力加減の調整が出来ず、直接入れて洗うと生地を傷めるリスクが高くなるので要注意です。

洗濯ネットに入れる際は、汚れ部分が外側になるよう蛇腹折りにすると、汚れが効率よく落ちますよ。

蛇腹折りにする際は洗濯ネットのサイズに合わせてください。畳んだスラックに対して洗濯ネットが大きすぎると、洗濯中に暴れてシワの原因になります。

4.おしゃれ着用中性洗剤を入れて「手洗いコース」で洗う

洗濯ネットに入れたあとは通常通りに洗濯します。

おしゃれ着用中性洗剤を所定の場所に入れて、「手洗いコース」で洗いましょう。

機種によって「ドライコース」や「ソフトコース」、「おしゃれ着コース」など呼び名が異なりますが、一番優しく洗えるコースを選んでいればOKです。

一応「手洗いコース」を選べば脱水時間は短めに設定されますが、長く回しすぎるとシワになるので1分程度を目安に超えるようであれば途中で止めてください。

脱水を追加したい場合は、30秒ごとに様子を見ながら行いましょう。

5.風通しの良い場所で「陰干し」する

脱水が終わったら直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しします。

干し方は先程お話しした通りファスナーやボタン・ホックをすべて開けてスラックスを裏返し、筒状になるようにウエスト部分をピンチハンガーで挟んで干します。

センターライン(折り目)を残したい場合は折り目に合わせてスラックスを折り、さかさまにして裾の部分をピンチハンガーで挟んで干しましょう。

6.アイロンをかけて仕上げる

アイロンかけも同じです。

シワやたるみを取り除きながら「腰回り」→「腰から膝」→「膝から裾」→「センタープレス(折り目)」の順に当てていきましょう。

以上が洗濯機を使ったスラックスの正しい洗い方になります。洗濯と並行して他の事をやりたい時や、手軽に済ませたいときには非常に助かりますね。

スラックスを洗う際の注意点について

スラックスを洗う時に注意することってあるの?
「とにかく優しく洗う」これさえ意識すればあとは特に注意する点はありませんが、スラックスだけを洗い続けると色味や風合いがジャケットと合わなくなるのでその点は注意が必要です。

スラックスはジャケットに比べ汚れやすいので洗濯頻度はどうしても高くなりますが、スーツ上下の色味が少しでも違うと結構目立ちます。

自宅で洗う場合はもちろん、クリーニングに出す場合も極力上下一緒に行うようにしましょう。

スラックスを洗う頻度は?

スラックスってどれくらいの頻度で洗ったら良いのかしら?
一般的に夏は「2週間に1回」冬は「1シーズンに1回」が目安とされていますが、着用回数や体質によっても変わるので、ニオイや汚れが気になったタイミングで洗ってもらえれば大丈夫です。

ただ毎日とか2日に一回とか頻繁に洗うと生地が傷み寿命も縮まりますので、無意味な洗い過ぎには注意しましょう。

スラックスを洗う頻度の目安

  • 梅雨時:2週間に1回
  • 夏場:2週間に1回 (汗かきの人は1週間に1回)
  • 冬場:1シーズンに1回 (汗かきの人は月に1回)

基本的にはニオイや汚れが気になった時でOK!

スラックスを長持ちさせる方法

お気に入りのスラックスは1日でも長く履き続けたいと思うものですが、そのためにはどのようなお手入れをすればいいのでしょうか?

ここからはスラックスを長持ちさせる方法について紹介します。

スラックスを長持ちさせる方法

  1. 細かい汚れをブラッシングで落とす
  2. 脱いだスラックスは折り目を揃えてかける
  3. 使用後は必ず陰干しする
  4. スラックスはローテーションで使用する

1.細かい汚れをブラッシングで落とす

きれいに見えるスラックスでも繊維の奥にはホコリやチリなどが入り込んでいますので、脱いだあとは軽くでもいいのでブラッシングして一日の汚れを落としてください。

スラックスの裾がダブル仕上げの場合は折り返し部分にホコリが溜まりやすいので、きちんと裏返して内側に溜まったホコリもきれいに取り除きましょう。

2.脱いだスラックスは折り目を揃えてかける

脱いだスラックスを適当に折ってハンガーにかけると型崩れや変な折ジワがつくので、ハンガーを使用する際は必ずセンターライン(折り目)を揃えてからかけるようにしてください。

スラックス用のピンチハンガーを使用する場合は、腰部分を挟んで吊るしましょう。

3.使用後は必ず陰干しする

一日履いたスラックスは多少なりとも汗や湿気を含んでいますので、そのままクローゼットに収納するとカビや傷みの原因になります。

しまう前には半日ほど風通しの良い場所で陰干しして、汗や湿気など余分な水分を飛ばしてあげましょう。

4.スラックスはローテーションで使用する

スラックスを長持ちさせるうえでもっとも大切なのが、連続して履き続けないことです。

毎日同じスラックスを履き続けると汚れや傷みのスピードが早くなり、寿命が大幅に縮まります。

長く履き続けるなら複数本のスラックスをローテーションして、休ませながら使用しましょう。

理想は1週間に1回のペースで使用できる本数を揃えることですが、ジャケットを合わせて着る人にとってはお金がかかることなので、1日置きから始めて余裕が出来たら2日、3日と徐々に間隔を広げていきましょう。

まとめ

今回はスラックスを手洗いや洗濯機を使って自宅で洗う方法について紹介してきました。

スラックスを含めてスーツはクリーニングに出すのが当たり前!そんな時代もありましたが、ウォッシャブルスーツが登場してからは自宅で簡単に洗えていつでもスーツを清潔な状態に保つことができるようになりました。

洗い方や干し方、アイロンのかけ方などいくつか注意する点はありますが、正しい洗い方さえマスターすれば本来のフォルムを保ったまま長く履き続けることが可能です。

今回ご紹介した正しい洗い方や普段のお手入れ方法を参考しながら、ぜひお気に入りのスラックスをいつまでも愛用し続けてくださいね。

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