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保存版!洋服についたボールペンのインク汚れをきれいに落とす方法

ボールペンのインク汚れ
仕事中や子供のいたずらなどでボールペンのインクが洋服につくなんてことはよくあることですが、そんな時に正しい処置方法を知っていれば焦ることはありません。

今回は洋服についたボールペンのインク汚れをきれいに落とす方法について紹介したいと思います。

  • 洋服についたインク汚れをきれいに落としたい
  • 時間がたったインク汚れは落ちるの?
  • 外出先でついた時の対処を知りたい

こんな悩みや疑問のある人にはピッタリな記事です。ぜひ最後まで御覧ください。

全体の流れとしては

記事構成

  • 本当にボールペンのインク汚れは落ちるのか?
  • インク汚れをきれいに落とす方法
  • 本革や合成皮革についたインク汚れについて
  • 外出先での応急措置

こんな感じで進めていきます。

本当にボールペンのインク汚れは自宅で落とせるの?

まず一番気になるのは洋服についたボールペンのインク汚れが、本当に自宅で落とせるのかということだと思います。

先に結論を言いますと、ボールペンのインク汚れは

  • 洋服の種類
  • ボールペンの種類
  • 経過時間

によって落ち方が大きくかわるので、必ずしも落とせるというわけではありません。

一般的にはインクが水に溶けやすい水性ボールペンは落としやすく、水に溶けず洋服の繊維に染み込みやすい油性ボールペンは落としにくいとされています。

またインクが洋服についてからの経過時間も、非常に重要です。

インクが付着してすぐであれば汚れも落としやすいですが、時間が経って定着した汚れは落としにくくなります。

それじゃ洋服についたインク汚れは諦めないとダメってことね。

そう決断付けるのはまだ早いですよ。

確かに条件次第では汚れを落としきれないこともありますが、汚れの特性に合わせて適切な対処をすればきれいにできることも多いです。

まずは諦めずにチャレンジしてみることです。

諦めてそのまま捨てるのか?クリーニング店にお願いするのか?後のことは一度試してから考えてみましょう。

わかったわ!諦めずに一度がんばってみるわ!

洋服についたボールペンのインク汚れの落とし方

それでは洋服についたボールペンのインク汚れの落とし方について紹介していきます。

今回ご紹介するボールペンの種類は次の3つ。

ボールペンの種類

  • 水性ボールペン
  • 油性ボールペン
  • ゲルインクボールペン

ゲルインクボールペンって何?

ゲルインクボールペンとは油性と水性に代わる新たなインクとして登場した、ゲル状のインクを使用したボールペンのことですよ。

ペンの内部ではインクは粘度の高いゲル状ですが、筆記すると粘度の低い状態に変化するといった特性を持っています。

耐水性のない水性ボールペンとインクボテしやすい油性ボールペンの欠点を補った、新しいボールペンと言えますね。

少し話がそれましたが、本題に入ります。

まずは比較的簡単に落とせる「水性ボールペン」のインク汚れの落とし方についてから。

「水性ボールペン」のインク汚れの落とし方

先程も軽く触れましたが水性ボールペンは水に溶けやすい性質なので、「水」と「石鹸」あるいは「水」と「洗濯用洗剤(中性タイプ)」があれば比較的簡単に落とせます。

やり方はこちら ↓

水性ボールペンの落とし方

  1. 洋服についたインク部分を水で濡らす
  2. インク部分に直接石鹸または洗剤の原液をつける
  3. やさしくもみ洗いをする
  4. インクが溶け出し泡が汚れたら水ですすぐ
  5. インクが落ちるまで何度も繰り返す
  6. 汚れが取れたら通常通り洗濯する(他の洋服と一緒でOK)
  7. 部屋干しあるいは天日干しで乾かす

とくに難しい作業はありませんが、よく泡立たせてインクを浮かして落とすことが大切です。

水のかわりに40°程度のぬるま湯を使用すると、汚れ落ちがさらにアップしますよ。

インク汚れの程度にもよりますが、濡らしたインク汚れの上にタオルやキッチンペーパーを置いて、インクが浮き上がってくるまで放置するといったやり方もあります。

手間をかけず簡単に済ませたい時や、外出先でついてしまったときの応急処置として便利な方法ですね。

「油性ボールペン」のインク汚れの落とし方

水に溶けにくい油性ボールペンは「消毒用アルコール(エタノール)」や「除光液」を使ってインク汚れを落としていきます。

用意するものはこちら ↓

用意するもの

  • 消毒用アルコールまたは除光液
  • 汚れてもいいタオル(1枚~2枚)
  • 歯ブラシや綿棒
  • ビニール袋(なくてもよい)

やり方はこちらになります。

油性ボールペンの落とし方

  1. 目立たない場所で「色落ちテスト」をする
  2. タオルの上にインク部分が当たるように洋服を裏返して置く
  3. 「アルコール」または「除光液」をかけてやさしく叩く
  4. 「水」または「ぬるま湯」でインク汚れをすすぐ
  5. 普段通り洗濯して乾かす

水性ボールペンと違っていくつかポイントがありますので、今回は一工程ずつ見ていきます。

1.目立たない場所で「色落ちテスト」をする

まずはアルコールや除光液によって洋服の色が剥げたり溶け出したりしないかを確認するため「色落ちテスト」を行います。

洋服の内側など目立たない場所にアルコールまたは除光液を軽くつけ、1分程度置いたのち生地に変化がないか確認しましょう。

何も変化がなければOKです。その部分を軽く水で洗い流し、インク部分に取り掛かります。

2.タオルの上にインク部分が当たるように洋服を裏返して置く

まずは机や床など平らなところにタオルを敷き、その上にインクがついた部分が当たるように洋服を裏返して置きます。

わざわざ洋服を裏返して置くのはどうして?
これは単純に作業をしやすくするためですよ。

インクを落とすにはアルコールや除光液を生地の裏側からかけてタオルにインクを移す(押し出す)必要があります。

表側のままで作業をしてしまうとインクの上からかけることになり、作業効率が悪くなってしまいます。

インクのついた場所によっては、衣類の内側にタオルを差し込んでもOKです。

作業場所を染み出たインクで汚したくない場合は、ビニール袋を机に敷いてその上で作業するするといいでしょう。

3.「アルコール」または「除光液」をかけてやさしく叩く

タオルにインク部分が当たるようセットしたら、生地の裏側から手ピカジェルやエタノールなどの「消毒用アルコール」または「除光液」をかけます。

しばらくしたらじわっとインクが溶け出してくるので、歯ブラシや綿棒を使ってポンポンとやさしく叩き、セットしたタオルにインクを移していきます。

このとき絶対にゴシゴシとこすらないでください。生地が傷むだけでなく、インクが拡散して汚れが広がってしまいます。

何度か叩いているとタオルにインク汚れが移るので、定期的にタオルの位置をずらして常にきれいな面が当たるようにしましょう。

「かける → たたく → ずらす」

何度か繰り返し、タオルにインク汚れがつかなくなれば「すすぎ」の工程に入ります。

洋服のシミ抜きと言えば「ペンジン」が有名だけど、それを使っても効果はあるの?

確かにペンジンは洋服についたカレーやパスタソースなど水に溶けにくい油性のシミ汚れには高い効果を発揮しますが、ボールペンのインク汚れにはあまり効きません。

がんばって作業しても若干薄くなる程度で完全には消えませんので、インク汚れは「アルコール」または「除光液」を使用しましょう。

4.「水」または「ぬるま湯」でインク汚れをすすぐ

「水」または「ぬるま湯」を用意し、インク汚れとアルコールまたは除光液を洗いに流します。

まだインクが残っているなと感じた場合は、再度「3」の工程を繰り返してください。

多少シミが残っていても次の洗濯で落とせるので、ここで完璧に仕上げる必要はないですよ。

アルコールや除光液が付着した状態で長く放置すると輪染みができます。叩きの作業が終わったらできるだけ早くすすぎの工程に入りましょう。

5.普段通り洗濯して乾かす

あとは普段通り洗濯して、乾かせば完了です。

「ゲルインクボールペン」のインク汚れの落とし方

最後は「ゲルインクボールペン」のインク汚れの落とし方です。

先程ゲルタイプのボールペンは水性と油性の欠点を補ったボールペンとお話ししましたが、成分自体は水性ボールペンとよく似ています。(下記表参照)

ボールペンの種類 インクの成分
油性ボールペン 染料(または顔料)、アルコール系溶剤、樹脂、添加剤
水性ボールペン 顔料(または染料)、水、添加剤
ゲルインクボールペン 顔料、水、添加剤(ゲル化剤など)

ですのでゲルインクボールペンのインク汚れは、水性ボールペンと同じ「水」「洗濯用洗剤」を使って落とすのが基本です。

ただゲルインクボールペンには液体をドロっとさせるゲル化剤が入っていますので、洗濯用洗剤の中でも汚れ落ちが強い弱アルカリ性の洗剤を使用します。

やり方はこちら ↓

ゲルインクボールペンの落とし方

  1. 目立たない場所で「色落ちテスト」をする
  2. タオルの上にインク部分が当たるように洋服を裏返して置く
  3. 弱アルカリ性の洗濯用洗剤をかけてやさしく叩く
  4. 「水」または「ぬるま湯」でインク汚れをすすぐ
  5. 普段通り洗濯して乾かす

手順としては油性ボールペンの時と同じ生地の裏側から洗剤をかけて歯ブラシでやさしく叩くだけですが、弱アルカリ性の洗剤を使いますので「色落ちテスト」は必ず行ってください。

特に色や柄のある洋服、ウールやシルクといった動物性の繊維を使った洋服に使用する際は要注意です。色落ちしたり、繊維(タンパク質)が溶けてしまう可能性があります。

弱アルカリ性の洗剤を使っても思うような効果が得られなかった場合は、下記記事で紹介する酸素系漂白剤やオキシクリーンを使ったつけ置き洗いを試してください。

以上が「油性ボールペン」「水性ボールペン」「ゲルインクボールペン」それぞれのインクの落とし方になります。

本革や合成皮革についたインク汚れは落とせない

アルコールや洗濯用洗剤を使ったインク汚れの落とし方は、主に洋服やタオルなど布製品に対して有効な手段です。

本革やPUレザー、PVCレザーといった合成皮革には効果がないので注意しましょう。

本革や合成皮革についたインク汚れは消しゴムや除光液を使えば薄くなることもありますが、艶や風合いが失われて余計目立つケースも多いです。

失敗したくないお気に入りの皮革製品は、自分で処理したりせずクリーニング店にお願いしましょう。

外出先でボールペンのインクがついた時の応急措置

この前外出先でボールペンのインクが洋服に付いてしまって大変だったわ。道具も何もないからそのまま家に帰ったけど、何かいい方法はなかったのかしら?
十分な道具が準備できない外出先でのインク汚れは困りものですが、道具がないからといって何もせず放置しておくのはあまり良い方法とは言えません。

すぐに対処していれば落ちたかもしれないインク汚れも、放置することで完全なシミとなり落ちないケースも多いので、しっかりと応急措置をしておきましょう。

水性インクの応急措置

水性インクの場合は汚れた部分の裏にティッシュペーパーを当て、濡らして固く絞ったハンカチやティッシュペーパーなどで汚れの上からポンポンと叩きます。

こうすることでインクが浮き、叩いているハンカチやティッシュペーパーに汚れが移ります。

適度にハンカチやティッシュペーパーを濡らして絞る作業を繰り返し、ハンカチやティッシュペーパーに汚れが移らなくなれば応急措置は終わりです。

あとは自宅に帰って、できるだけ早く洗濯しましょう。

油性インクの応急措置

油性インクの場合は汚れた部分をハンカチでつまむように当て、汚れを浮かせておきます。

ついたばかりの油性インクは、繊維の上にインク汚れがのっているだけの状態

この時慌ててこすってしまうと、繊維の中に汚れがしみ込んでかえって落ちにくくなるので注意。

十分な道具が準備できない外出先では、とりあえずインクが繊維にしみ込まないよう浮かせておく状態を維持しておきましょう。

後は帰宅後に先ほど紹介したアルコールや除光液を使って本格的な処置をすれば完了です。

十分な道具が準備できない状況下では、あまり下手にいじりすぎるとかえって汚れ具合がひどくなるケースも多いです。

あせる気持ちもわかりますが、外出先では応急措置だけにとどめ、本格的な汚れ落としは自宅に帰ってから行いましょう。

万が一外出先で中性洗剤が使える状況であれば、汚れた部分に少しだけ原液をたらしティッシュで軽く叩いておけば、汚れ落ちが良くなり自宅での処理が楽になりますよ。

まとめ

今回は洋服についたボールペンのインク汚れをきれいに落とす方法について紹介してきました。

まとめると

  • 水性ボールペンは「水」と「石鹸または中性洗剤」
  • 油性ボールペンは「アルコール」または「除光液」
  • ゲルインクボールペンはは「水」と「弱アルカリ性洗剤」

を使ってインク汚れを落とします。

洋服にインクが付くと濡らしたハンカチやティッシュなどでゴシゴシと擦る人も多いですが、間違ったやり方だと落ちるインクも落ちなくなります。

付いて間もないインク汚れなら、正しく処置すればきれいになることも多いです。この記事を参考にしながら慌てず丁寧に対処してくださいね。

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